見本園
The specimen plantations
生態園の北東部には約500平方mの芝生の広場があり、その中央には春を告げる枝垂れ桜が植えられています。 また、広場の一角には株立ちに育つ熱帯性のホウライチクやホウオウチクなどが大きなクランプ(株)状に生育しています。
見本園外観
竹類の生え方には散生型(ばら立ち型)と叢生型(株立ち型)があり、散生型は暖・温帯性、叢生型は熱帯・亜熱帯性の竹類です。ここでは、熱帯性のホウライチクなどは日本でもよく育ちますが、これまで育ちにくかった亜熱帯のリョクチクが元気に育っています。また、この見本園の 広場の周りにはコンクリートで仕切った植栽枠が設けられていて、学術的に貴重な竹類の数々が植栽されています。
 芝生の広場にはベンチが置かれていて、日光浴を楽しむ来園者や若いカップルが席を暖めています。 すなわち、この見本園は学術的とリクリェーションの両面に大きな役割を演じています。